中古車販売 Garage FIRST-大阪府茨木市-

車との思ひ出

先日、僕が独立したときに世話になっていた

某信用金庫の営業マン(今は管理職)が

新車を購入してくれました。

 

十数年乗り続けた1BOXが下取りで、

ナビはディスクを読み取らず、コーヒーのシミ・煙草のヤニもこってりで、

外装も隙間に苔が生え、もちろん水垢でくすんでて。

お世辞にも綺麗な車とはいえませんでしたね。走行距離も年式相応。

本人も『これじゃあ、値段つきませんよねぇ。』と納得するくらい。

 

 

納期の関係上、先に代車と入れ替えることになって来店してくれた際に、

小学4年生のやんちゃそうな長男を連れてきてくれて。

『大きくなったなぁ。』ってな世間話をしつつ、書類等の事務的なやりとりもありーの。

 

すると、一緒に来てくれたその男の子が突然ポロポロと泣きはじめて。

『どうしたんや?』て僕らが聞いても益々涙が溢れて答えず・・・

 

そこでハッと気付かされました。

 

彼が産まれてきて物心ついたときから、ずっとその車とともに成長してきたんだな。

家族で行った旅行やキャンプや海水浴、帰省、病院に行くのも買い物にも常にその車で、

いろんな想い出がつまってるんですよ。

 

僕ら車屋は親しいと思ってる相手には、「『スクラップ』ですね。」とか、

「『ケタ(一桁の査定値しかつかないという意味)』やな。」

という言い方を安易によく使います。

もちろん長年愛用してきた車がそういう言われ方をすると不快に思うでしょうから

普段から言い回しには気をつけるようにしています。

 

ただ、この日はその配慮が大人目線で足りてなかった・・・

前述の一連のやり取りがこの子にとってはショックだったんですね。

 

『ひょっとしたら震災で困ってる人が大事に使ってくれるかもしれんよ。』

と言ったら無言でうなずいて。

 

純粋な子供のハートにふれて嬉しい半面、とても申し訳なく、自分が恥ずかしくもあり・・・。

 

幸い、新車をすっかり気に入ってくれたようで。

『めっちゃええやん。』と言ってくれてるそうです。

 

あー、反省・・・